冬のお泊まり - Escaping from Christmas in Wakefield PQ

師走…。
オタワはあちこちでクリスマスツリーの点火があり、
国会議事堂のライトショーが始まり、
いよいよクリスマスのカウントダウンが始まる。

カナダのクリスマスは、
日本のお正月のようなものだろうか。

家族が揃って祝うもの、という認識なのだ。

普段は遠くで暮らす子供たちも帰宅、
一同が揃ってプレゼントを交換し、
25日の夜は七面鳥のディナー。

概ね、11月最終の週末にクリスマスパレードがある。

12月に入ったらアドベントが始まって、
敬虔なカトリックの人々は毎日教会へ祈りに行き、
家の周りを電飾で飾り、
リビングにはクリスマスツリーが鎮座する。

25日の朝にプレゼントを開けるので、
日を追うごとにツリーの下が箱や袋で賑やかになっていく。

プレゼントや装飾はともかく、
帰ってくる子どもたちもいないし、
待っていてくれる親もない。

そんな子なし夫婦の私達には、
何かと気持ちが沈みがちになる季節なのだな、これが。

数年続けて夫の家族がディナーに呼んでくるのだけど、
ひとん家のクリスマスディナーへ行くのは、
本当に本当にお邪魔虫以外の何ものでもない。


前置きが長くなったけれど、
今年はこれまでと全く違う過ごし方をした。

クリスマスをホテルで過ごすことにしたのだ。


オタワから北方向へ約30km。
川向こうのケベック州にあるウエークフィードは、
屋根付き橋で人気の田舎町。
高速道路5号線を20分も走れば、
そこはもう雪国…みたいな雰囲気がする。

ウエークフィードのミルホテルへ2泊3日の滞在。


昔は製粉所として使われていた建物をホテルに改築しており、
なかなか風情があっていい感じ。


滝側からホテルを見る


Wakefield Mill Hotel



オフシーズンで静かだとばかり思っていたのに、
意外にも老夫婦の泊まり客が多かった。
私たちと同じような境遇にいるカップルが多いということか。


クリスマス当日はブランチが盛大で、
付近の住民だけでなく、オタワあたりからも来ていたのかも。

ラウンジでは生演奏のキーボード。
クリスマスじゃない曲ばかりを選んでた。


眺めは良いけど、寒いよ窓際

2つあるダイニングルームは、
どちらもリバービュー。
滝を眺めながらの食事は、
ここならではだ。


冬でも結構な水量


滞在中、何にもすることないだろうと思って行ったのだけど、
ホテル前には散策路があり、
ノルディックスキーのトレッキングコースはガティノー公園へ続いている。
冬でもしっかりとアウトドアを楽しめるのだ。


雪靴とスキーのポールは必須な散歩



いずれにせよ、
大人数の食事やおやつを準備する必要もなく、
まるでクリスマスじゃないみたいな、
そんなのんびりとした数日を過ごしたのだった。

カナダは、25日がクリスマス、26日がボクシングデーと、
二日とも国民の祝日。
どちらかが週末にかかれば、4連休になる。
ホテルはきっとそれを見込んでパッケージを組んだりするのだろう。


これがお互いへのクリスマスプレゼント?
来年以降も、このパターンで良いんじゃないだろうかと思う。
2018年の締め括りとして、ゆっくりさせてもらえたのは嬉しい。



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